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ブラックジョークの最たるものだろう。 日本人ほど会議好きな国民はいない。
しかも、全員一致を目指す。 外資系企業は、こんな時間のロスを徹底して嫌う。
当然、部下は社長や上司の明確な指示があって動く。 もちろん、それによる成否の責任は上が取ることは言うまでもない。
ただ、ここ数年、「アメリカ企業はトップダウンですべて決めるから、たしかにスピーディだけれども、部下を意思決定に参画させないからうまくいかないのだ」という指摘がある。 これも一面の真理だと思う。

日本企業では、トラブルやスキャンダルが発生すると、経営トップの責任の取り方が真2つに分かれる。 1つは「責任を取って辞めます」というタイプである。
もう1つのタイプは、「責任があるので辞めません」という方法だ。 こうすれば、「そのうち、忘れてしまうだろう」とでも考えているのだろうか。
たとえ後者であっても、「1年間の猶予をください。 その間にやるべきことをすべてやってから出処進退を明らかにします」と宣言すべきだろう。
こうすれば、日本人社会では受容してもらえると思う。 よく考えてもらいたい。
そもそも、やるべきことをやっていなかったから、事件が発生したのではないか。 この事実に気づかず続投することは、本来許されないのだ。
即刻、選手交代すべきなのである。 仕事柄、講演やセミナーであちこちの会社に招かれるケースが少なくない。
すると不思議なことに、壇上でほんの数分間話をするだけで、この会社はいま成長しているのか、どの程度の成長ぶりなのか。 それとも下り坂なのか。

いったい、どんな社風を持っているのか、ワンマン会社なのか、元気のいい若手がガンガンがんばっている会社なのか……、これらについて、手に取るようにわかるのである。 たとえば、講演会場に到着した。
壇上の近くに席が用意してある。 「本日の講師をご紹介いたします……」と司会者が話し出す。
それでも、まだ前の席が空いている。 講演会の担当である人事部や総務部、社長室のスタッフは「どうぞ、どうぞ」と幹部を空席がある前のほうに案内しょうとする。
すると、その幹部は「いや、いや」と手を振って勝手に後ろに座ってしまうのだ。 結局、前から3列目まではまったくの空席。
たとえば、映画館なら、あまり前のほうでは首が疲れるため、ということもあろうが、講演会はかぶりつきで聴いてもらいたい。 値はないぞ」と判断したというわけだ(そうかもしれない。

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